14/01/14 02:57:21.29 LNe8U8rt
さて、釈尊の教えを良く守ったとして、涅槃に至って「もはや再び母胎に宿ることはない」を得たとします
輪廻転生は止まった訳で大変喜ばしい事ですが、見方を変えたら人類滅亡ですよね
仏教2500年の歴史の中で、仏教由来で人口が減った事例は聞いたことありません
それは何故でしょう?
仏教無くば輪廻して、仏教有れば輪廻せず
これらに因らずとも生滅は縁に因って起こる訳です
仏教に因らずとも人間は縁によって生じる、と言えば解りやすいでしょうか
仏教が有ろうが無かろうが人間が生じて滅するサイクル自体は無くならず
絶滅の危機が訪れるまで続くのでしょう
父母の一部が子になり、その子がまた父母となり、それを代々繰り返しているのが我々の有り様だと見えます
輪廻が無記に属す理由はこれでしょう、生滅を繰り返す理や代々子孫として続く理としては否定しきれないのです
ただし、心や魂の様なものだけが赤の他人の子孫に移って生まれ変わり等は有りえません
口伝や思想や呪いの言葉の畏怖心等で後世に伝承・伝播でもしない限り業報の相続も有りえません