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煩悩
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原始仏教では、人の苦の原因を自らの煩悩ととらえ、解脱による涅槃への道が求められた
部派仏教の時代になると、煩悩の深い分析が行われた
大乗仏教の時代でもこの分析は続けられ
特に唯識が示した心と煩悩の精緻な探求は仏教が到達した一つの究極点といえよう
またこの時代には、煩悩を否定しないというそれまでの仏教には無かった発想も生じてきた(如来蔵)
この両者の思想はその後の大乗仏教に深く影響を与えた
このように煩悩の観念は時代を経るに従い、様々な意味を付加して深化しているといえよう
説一切有部では、煩悩を分析し
知的な迷い(見惑)と情意的な迷い(思惑または修惑)とに分け
また貪・瞋・癡・慢・疑・悪見の6種を根本煩悩とした
さらに、付随する煩悩(随煩悩)を19種数える
唯識
大乗仏教の瑜伽行派(ゆがぎょうは)では、上記の根本煩悩から派生するものとして、20種の随煩悩を立てた