12/11/30 23:04:22.80 oqzt0ALX
―【 tathA-gata / tathA-Agata 】の場合―
如来の「如」は tathA 。 「そのように、その如くに」という副詞的語。
用例としてポピュラーなのが 『 yatahA ○○ tathA (××) 』。
≪○○のように、そのように(××である)≫
だから、≪その如く、此の如く来たもの(往ったもの)≫「如来、如去」という漢訳になる。
じゅうようなことは、『“その”如く』と言ったときに、『どの如くなのか?』
ということなんじゃないでしょうかね・・。
だから、
如法に歩み、行じ、遂げ切ったものとして、(輪廻の)激流を渡り切ったものとして、
世俗の束縛から解かれ離れたものとしての、成就者について言われるのではないでしょうかね。
参〔 Pv(ペータヴァットゥ) i.123 (yath' Agato tathA gato:as he has come so he has gone ). 〕
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―【 tatha-gata/Agata 】の場合―
如来の「如」は tatha 。 「真実の、本当の、リアルな、」という形容詞。或いは、仏法に於ける真理(四諦)。
「真理、真実、理法、正しきところ」へ往ったもの・達したもの・遂げたもの
「 〃 」から来たもの/踏まえ・超え・透過してきたもの
Tatha (adj.) [an adjectivized tathA out of combn tathA ti【"so it is,"】 cp. taccha]
(being) in truth, truthful; true, real
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