12/10/05 01:26:43.69 TiqnpeAs
本物であるが故に誤解され、誹謗の対象になることは、珍しいことではありません。
取り返しのつかない結末にならないよう、凡夫の誤った価値観で、真理の世界を見ることは避けねばなりません。
増谷文雄氏の「釈尊の悟り」という本がございます。
この中で、釈尊の悟りとはクエスチョンマークであると、結論づけられております。
釈尊は、悟りを開かれた後、誤解の無いように説明する為に、
何日も何日も考えをまとめられ、万全の体制で説法を始められました。
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釈 尊 の 悟 り と は ク エ ス チ ョ ン マ ー ク で あ る
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最初の説法にかけた釈尊の意気込みはたいへんなものでした。
それにもかかわらず、最初の説法は、けっして易々として成ったものではありません。
その対象として選んだ五人の比丘たちも、よういに耳を傾けようとはしませんでした。
やっと説法をはじめてからも、彼らがそれを理解するまでには、なお数日も数日もかかったようであります。
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真 理 と は 説 明 し 難 い も の で あ る
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本来ならば、正法は明らかにすればするほど光り輝くものですが、 ただでさえ、説明し難い正法を、
精神世界や、宗教離れが 進んでいる現代で人々に伝えるのは至難の業なのです。
誤解を招き、誹謗される可能性もあり、明らかに出来ないのでございます。
私自身も、当初、よく分かりもせずに、誹謗をしてしまい、大きな罪を犯してしまいました。
以上の事情により、今の状況では、その光を絶やさぬよう、傷つかぬように、
大切にベールに包んでおく必要があるのです。