12/08/11 23:36:07.09 l911R1Q7
>>151や>>278続き
人は自分に嘘をついていかなければ生きてゆけない。
それは本質的に人間は全体性であり、そのつながりがハートに、良心にあり、
良心は自己中心的な在り方に痛みを覚えるからだとグルジェフは言います。
人は自らの良心を眠らすため、偽りの良いイメージを持つ必要があります。
そして、人は自分を美化した分と同じ分だけ他者を悪く見ることになります。
その認知の相対性が思考故なのでしょう。
なにかであることは、他者の認知を捻じ曲げませんが、自分が何かであると「思う」ことは、
他者がそっくりそのままそれではないと思うことと同一の現象のようです。
人は集まって互いを認め合うこともありますが、その場合、仮想敵のグループへの憎しみで集まります。
それゆえに、あなたは道行く人に非難されるでしょう。
何か問題があれば強く非難されるでしょう。
何の問題もなくても非難されるでしょう。
他者に戒めることを自分自身は事実上やっている普通の人々のその、そうせざるをえない振る舞いの邪魔をすれば最高に非難されるでしょう。
人の自己欺瞞の数だけ、人は架空のあなたを作ります。それは美しかったり、醜かったり。
でもそれは生の源泉にはなりません。