12/04/15 20:19:32.34 nhkq7c4F
>>520
最初に断っとくが、これは、俺が聞いた話だから、宗派、地方、その他によって違うかもしれない。
個人的意見として参考にしてくれ。
ぶっちゃけて言うと、葬儀屋の都合。
戦後すぐ位までは、奥から、本尊、僧侶、棺、遺族、参列者の順で座ってて、
僧侶はまず本尊に向って、遺族と共に読経する。
これは、故人と遺族の先導となって、読経の功徳を積むためだ。
そして、その後に振り返って、本尊を背にして、棺に向って引導文を読む。
しかし、時代が下るにつれ、「見栄え」が求められるようになり、葬儀屋が本尊があった位置のすぐ近く(下手したら、本尊が無くて、その位置にw)棺を置くようになった。
だから、今の形を見ると、死者に経を聞かせているように見えるが、本来はそうではない。
皆を先導する形で、経を読み、自分を含めたみんなが積んだ功徳を、故人にお裾分け(=回向)しているだけ。