12/02/13 22:21:10.53 03ARg7OK
必要なものは『光の種』である。
人間の本性がそこから由来するものこそが、人間が進むべき道なのである。
必要なものは『認識』である。
迷妄と陶酔から脱却した彼は、権力欲、名誉欲、金欲、色欲から解放された魂を持つ。
彼は全ての物的執着を、父・母・兄弟すらも捨てる覚悟を持たなければならない。
彼はこの世の法ではなく、至高の父の法に従うものだからである。
必要なものは『統合』である。
認識の裡にある魂は、自らを新婦の部屋として整え花婿を待つ。裡から来る光との邂逅を。
二人は統合し、『単一者(ひとり)』となる。
必要なものは『14の秘密の合言葉』である。
『ソピアー』『マカリオテース』『シュネシス』『アガペー』『エルピス』『ピスティス』『マカリア』
『シュンクラーシス』『ヘードネー』『ヘノーシス』『ミクシス』『エクレーシア』『ゾーエー』『アレーテイア』
言葉は忘却せし自らの名前として、創造の初めより我々の魂に刻み込まれているのである。
必要なものは『勇気』である。
人は自分の肉体と自我を捨て去る勇気を持たなければならない。
朽ち逝く肉体は、この世の執着と情念と共に崩れ去り、隠されし『単一者(ひとり)』を解放する。
彼は上昇する。七つの惑星天を。
七人の天の門衛は『14の秘密の合言葉』に知恵を示し、固く閉ざされた門を開けるだろう。
七つの門を通った時、彼は初めに在った『人間』となる。
最後に必要なものは、『啓示者(ソーテール)』である。
彼は埋もれた種に水を与え、風をそよぎ、光を注ぐ。
力を与える者なくして、種は自ら育つことがないからである。
『啓示者』の教えに従い、全ての階梯を満たせ。それが、『天国の時』であろう―