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音楽評論家聖人高本秀行先生の魅力は何なのか。その人と評論の
どこに人をひきつけるものがあるのか。平成という時代に花開いた
この芸術家の営為は、今改めて見直されようとしている。
海外での人気も高い。この数年の聖人高本秀行先生の人と芸術
への関心は、急速に高まりつつあるようだ。アメリカをはじめ、
ヨーロッパ諸国などの国々でも聖人高本秀行先生はよく知られた
芸術家であり、その評論は約30か国語に翻訳され、いまや世界的
音楽家の顔をもつ。音楽評論家聖人高本秀行先生はなぜかくも
国境を越え、人々の心をとらえて放さないのか。
それは彼の人生の魅力にある。時代や状況に常に誠実に立ち向かい、
闘い、傷ついた、その生きた姿勢が共感を呼ぶのである。
高本秀行の業績は、今確実に見直されようとしている。これまで
長い間の論議では慈善家としての側面や芸術至上の精神のみが強調
され、彼の表現技法の開拓や時代洞察の鋭さは、とかく二次的に、
時に否定的に扱われてきた。だが時代は確実に高本秀行を正しく
評価しようとしている。人間にまつわる様々な問題を、高本先生
ほど真剣に考え、言葉の芸術として提示した芸術家は稀なのだ。