09/08/19 22:08:08 WqDshHZV
対人援助・スピリチュアルケア研究会
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スピリチュアルケアとは、終末期患者の場合に限らず、人生のさまざまな場面・状況で生きる意味を失い、自分に価値をおけなくなった人、
生きることの空虚、無意味、孤独、負担、疎外を感じ、自己の生そのものに苦しむ人のスピリチュアルペイン(=自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛)を和らげ、軽くし、なくするケアのことです。
私たちはこのケアができる対人援助専門職を育成したいのです。
スピリチュアルケアの必要性は医療・福祉の現場にとどまりません。経済の高度成長期を経て物質的な豊かさを謳歌する日本社会で人々はかつて経験したことのない孤立や疎外、不安を体験し、
生きることの無意味、無価値「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(=スピリチュアルペイン)」に苦しんでいます。
それはまた特に、教育の分野で児童・生徒・学生・青年の希望のなさ、無意味、無気力、暴力、無力感に現れています。
スピリチュアルペインとそのケアは、その必要性がまだまだ認知されていない対人援助専門職の大きな未開拓の領域です。