09/04/21 00:54:19 /5uRpmvE
>>352
諸法をアートマンと訳すから間違いが生じる。
諸法無我とは
sabbe dhamma anatta ti yada pabbaya passati
atha nibbindati dukkhe esa maggo visuddhiya
つまり、dhammaはanattaと言ってるにすぎない。
アートマンがない、とかいうのは完全な誤訳です。
たとえば雑阿含経42巻では
「身体により、言葉により、心により、法にかなった行いをなす人をこの世では人々が賞賛し、死後には天界で楽しむ」
と釈尊の言葉としてのっています。死後の世界、天界を釈迦は認識していたということです
また、雑阿含経44巻、デーヴァヒタにおいても
「前世の生涯を知り、また天上と地獄とを見、生存を滅ぼしつくすに至って直観を確立した聖者、その人に対して布施物が与えら得るべきである」
と、前世についても言及してます。
また、アーラヴァにおいては
「真実、自制、堅実、捨離と、この4つの徳をそなえているものは死んでからあとでも悲しむことがない。この世からかの世に移って死んだ後でも悲しむことがない」
と表現し、あきらかな転生への言及を行っている。
雑阿含経は仏典の中でも最も釈迦の言葉に忠実と言われているものの一つであるし、釈迦が輪廻やいわゆる魂的なものの存在を否定していたとという事実は完全な間違いです。