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JR西日本社内で「性暴力事件」
週刊金曜日 2月9日(水)19時27分配信
JR西日本社内で起きた、障がいを持った女性社員に対する性暴力事件(レイプ事件)が裁判になっている。
一月二一日、その控訴審第二回口頭弁論が開かれ、被害者の里美さん(下の名前のみ公開)の意見陳述が行なわれた。
訴状などによれば、里美さんは「脳性まひ・障害1級」の重度障がい者。
二〇〇六年に障害者雇用促進法によってJR西日本に一年単位の契約社員として採用された。
事件が発生したのは、〇七年の一一月二二日、社員旅行の帰りだった。
上司であるAによってホテルに連れ込まれ関係を強要された。
Aは事件後「しゃべったら次の契約はないぞ」と口止めしながら、関係を継続することを強要したという。
里美さんが、障がいを持った契約社員だという弱い立場に付け込んだ卑劣な行為だった。
それから数カ月、里美さんは一人で苦しみ続けたが、意を決して会社のセクハラ相談室に相談した。
ところが、セクハラ相談とは名ばかりで、里美さんの要求した証人からは聴取せず、性暴力はなかったと結論づけた。
逆に、それを契機に職場で組織的ないじめが始まったという。