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前田元検事「特捜捜査は妄想」 小沢氏公判で証人尋問
資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引事件で、
政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁で開かれた。
元会計責任者を取り調べた元検事・前田恒彦受刑者(44)=証拠改ざん事件で実刑が確定=の証人尋問が始まり、「自分の調べは問題ないが、特捜部のゼネコン捜査は見立て違いの妄想だった」と述べた。
前田元検事は昨年1~2月、大阪地検特捜部から東京地検特捜部に応援で入り、大久保隆規元秘書(50)の調べを担当した。
大久保元秘書は、政治資金収支報告書の虚偽記載への自らの関与を認める内容の供述調書に署名したが、小沢氏の公判では「威迫や誘導があった」と主張した。
「前田元検事の取り調べは適切だった」と、検察官役の指定弁護士が立証するため証人として呼んだ。
前田元検事はまず、「私は社会的に死んだ身で、死人に口なしで言い返せない立場にあるが、大久保さんの公判での証言はあまりにでたらめ」と語り、
「実際は大久保さんは調書を何度も読んだうえで署名していた」と強調した。
そのうえで、特捜部の捜査には「問題があった」と言及した。
「検察の有利不利を問わずお話しするのが、一般国民による検察審査会の議決への、私の対応だと思う」と切り出し、捜査の「内情」を暴露した。
前田元検事は応援入りした初日に、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ」と言われたという。