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『共産党宣言』
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第2章 プロレタリアと共産主義者
(以下抜粋)
家族の廃止!共産主義者のこの破廉恥な提案には、最過激派でさえ、かっとなります。
現在の家族、ブルジョワ家族は、どんな基礎のうえに立っているのでしょうか。
資本のうえに、私的利得のうえに。その完全に発展した形態では、こういう家族はブルジョワジーの中にしか存在しません。
しかしこういう状況は、プロレタリアのあいだには実質上家族が存在しないことや、公の売春に補完されているのです。
この補完物が消え去れば、当然のことながら、ブルジョワ的家族も消え去るでしょう。そして資本が消え去れば、このどちらも消え去るでしょう。
(中略)
近代工業の作用によって、プロレタリアのあいだの家族の絆が粉々に引き裂かれ、その子どもが単なる商売上の品物や労働用具に変えられるにしたがって、
家族や教育についての、親子の神聖な相互関係についてのブルジョワ的たわごとは、ますます不愉快なものになります。
しかし、おまえたち共産主義者は女性の共有を導入しようとしていると、ブルジョワジー全体が声をそろえて叫びます。
ブルジョワジーはその妻を単なる生産用具としか見ていません。生産用具は共同で使われるべきだと聞くと、
当然、全員の共有になるという運命が、他のものとおなじように、女性にも降りかかるという結論にならざるをえないのです。
ブルジョワは、本当のねらいが単なる生産用具という女性の地位の廃止だということに、気づきさえしないのです。
(続)