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JR西日本は13日、東海道線芦屋駅と阪和線上野芝駅の分岐器(ポイント)用の
新型ATS(列車自動停止装置、ATS-P)で速度設定にミスがあり、
電車が制限速度を超えても減速できない状態だったと明らかにした。
芦屋駅は制限速度を49キロもオーバーして設定。
上野芝駅では約20年間も速度超過が放置されていた。
JR西によると、芦屋駅では、上りの新快速電車などがポイントを通過してホームに
進入する場合、時速60キロ以下で走行することになっていた。
しかし、平成11年7月に設置した新型ATSの設定に誤りがあり、駅手前の信号機が
青だった場合は、時速109キロで走行しても制御されない状態になっていた。
また、上野芝駅のポイントは制限速度45キロだったにもかかわらず、6年8月から
約20年間にわたり、条件によっては制限速度を22キロ超過したまま
走行できるようになっていたという。
いずれも列車に速度データなどを電波で発信する「地上子(ちじょうし)」と呼ばれる
装置に、速度設定のデータを入力しなかったのが原因。
東海道線の新快速電車の運転席に添乗していた大阪電車区の係長が昨年12月、
検査用のモニターに「制限60キロ」と表示されるはずなのに、「制限110キロ」と
表示されているのに気づき、今月10日になって「ATSが動作していないのでは
ないかと思われる」と担当部署に報告、発覚した。
JR西は「危険な状態になる可能性がなかったとは言い切れず、お客さまに
ご迷惑をおかけし、申し訳ない。チェックをしっかりしていきたい」としている。
新型ATSをめぐっては17年にも、京阪神近郊区間(アーバンネットワーク)の
計96カ所で速度設定にミスがあり、このうち30カ所で、電車が制限速度を
超えても制御されない状態だったことが判明している。
ソース:産経
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