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高タンパク食を好む中高年(50~65歳)は、癌(がん)で死亡するリスクが4倍、死亡率も75%高まるという研究結果が発表された。
研究を率いた南カリフォルニア大学のバルター・ロンゴ(Valter Longo)氏は、高タンパク食のリスクは喫煙 と同程度と警告している。
この衝撃的な研究結果の鍵は、インスリンと類似するアミノ酸分子、インスリン様成 長因子(IGF-1)が果たす役割だ。
成長ホルモン(GH)の関連物質で、子どもの成長など加齢変化に影響が認め られている。
ロンゴ氏がエクアドルの首都キトにある内分泌・代謝・生殖研究所(Institute of Endocrinology, Metabolism and Reproduction)の
ハイメ・ゲバラ・アギーレ(Jaime Guevara-Aguirre)氏らと共同執筆し、広 く報道された3年前の研究論文でも、同じ分子が主役だった。
当時の研究対象は、エクアドル南部で孤立して暮 らすラロン症候群の患者たちだ。
彼らは珍しい遺伝子異常によってIGF-1の正常な機能を阻害され、成長するた めの経路を断たれている。
その結果、成人の身長が1メートル前後で止まってしまう。
ただし、この病気には意外な副作用があった。ロンゴ氏らによれば、患者は癌と無縁で、肥満が多いにも関わ らず糖尿病にも罹患しないという。
中高年に警告を発した最新の論文は、対象が高齢者になると別の展開を見せる。
65歳以上は高タンパク食によ って死亡率が下がるという、正反対の可能性を示しているからだ。
つまり、中高年には低タンパク食が好ましいが、高齢者には悪影響を及ぼすかもしれないという。
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