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近年、衆議院予算委員会での一般会計予算案の審議には20日前後かかっていたが、今年は14日という異例の短さだった。
衆院で予算審議の最終日となった2月28日、民主党の長妻昭代議士は、審議が尽くされていないとして採決に反対。
持ち時間を残して質疑を終えた後、民主党の委員が退席したのである。
「二階(俊博)委員長が事務方に、“カラ回し7分”と確認したように、次の質問者である日本維新の会の
松野頼久代議士が討論を始めるまで、何のやりとりもない委員会の様子が中継されたのです」(政治部記者)
民主党は貴重な質疑時間を7分も空費。他党には2分や3分しか持ち時間がない委員もいたのだから、これでは職務の放棄だろう。
「いったん退席した民主党の委員が、採決する段になると戻ってきました。二階委員長に詰めより、議事進行を邪魔したのです」(同)
民主党は、予算委での採決は棄権したが、本会議には出席して反対投票。
「チグハグな対応には、目を覆いたくなりました」
と語るのは民主党の機関紙『プレス民主』で党再生の提言を行なった政治解説者の篠原文也氏。
「民主党には他の野党への求心力もなく、海江田(万里)代表も党を仕切れていません。本来的に考えが違う人たちが集まり、
まとまらない体質になっているからです。与党経験があるので、抵抗野党にもなりきれないのでしょう。しかし、
今は安倍自民党との対立軸を鮮明にし、公平、公正、共助という中道左派の純化路線で固めなおすしか、党再生の道はないと思います」
民主党がどこへ向かおうが、質疑時間をムダにするようでは野党失格。国民の信頼回復にはほど遠い。
※「週刊新潮」2014年3月13日号 Book Cafe 矢来町ぐるり 3月10日(月)12時54分配信
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)