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マクロミルが就職活動中の大学3年生と大学院1年生300人を対象にアンケートを実施したところ、
自分の経験・スキル以外のことで「就活に有利と感じること」の1位は「自分の学歴」で32.7%。2位は「自分の容姿」で20.3%だった。
「就活に不利と感じること」でも、学歴は2位(29.3%)、容姿は3位(23.3%)に入っている。
「就職は学歴と容姿で決まる」と考えている学生が非常に多いということだろう。
就活サイトの利用が一般的になる中、応募者が多すぎて選別が難しい人気企業は、大学名による「足切り基準」を密かに設けているところもある。
「学歴で有利」と答えた有名大の学生は「自分は大丈夫」とほくそえんでいるのだろう。
「容姿で有利」と答えた学生は、「僕はイケメン」「私は美人」だから就職に有利だと自信を持っているのだろうか。
仕事に容姿は関係ないという考えもあるが、採用には大いに関係するという見方も根強い。
ストッキングの福助が2013年秋に企業の新卒採用担当者200人を対象に調査を行なったところ、
95%が「見た目が面接の印象を左右する」と回答。さらに、68.5%が「見た目採用はある」と答えている。
2011年に日本テレビ系のバラエティ番組が人材派遣会社の男性採用担当者3人に、一般学生と女性モデルをまぜて面接させる実験を行ったところ、
いずれもモデルが選ばれたという結果が出たこともあった。
ネット上には就活時の体験談として、「面接の『最後に何かありますか』の質問で、『どんな基準で採用してるんですか』って聞いたら、
『外にも出すからあまり酷い容姿の人はねぇ』って言われた」という書き込みがあった。
信憑性は明らかでないが、営業用にイケメン、美人を採用して何が悪いという経営者がいるのも確かだ。
容姿の優劣は話し方や表情でも大きく変わる、といいたいところだが、そんな慰めなど就活生には通用しなさそうだ。
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