14/03/07 19:02:54.00 0
★【社説】中国の軍拡路線 力に頼る政治は危険だ (3月7日)
中国の軍備拡大路線があらためて鮮明になった。
全国人民代表大会(全人代)の政府活動報告で、李克強首相は「平時の戦闘への備えと国境、領海、
領空防衛の管理を強化する」と述べ、東・南シナ海の権益確保で妥協しない姿勢を鮮明にした。
2014年度国防予算案は前年度実績比12・2%増の8082億3千万元(約13兆4千億円)で、
経済成長目標の7・5%を大きく上回る。
10年前の約4倍の規模で、周辺諸国が警戒を強めるのは確実だ。
一方、習近平指導部は山積する国内問題について「全面的な改革の深化」を掲げるが、政治改革の輪郭は見えず、
むしろ締め付けを強める強権体質が露呈した。
外交、内政ともに力に頼る政治は危うい。
中国は、東シナ海で沖縄県・尖閣諸島をめぐり日本と対立し、南シナ海ではフィリピンなどと領有権争いが激化している。
これらの海域で武力衝突を想定し、国産空母建造やステルス戦闘機開発など空・海軍力の強化に力を入れている。
国防費膨張の背景にはこうした事情があるとみられるが、予算の増額理由や内訳を明らかにしていない。
実際の国防費は発表額以上とみられる。(以下略)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)