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★米国防戦略見直し 在日米海軍を強化 中国警戒、6割太平洋に
2014年3月5日 夕刊
米国防総省は四日、安全保障戦略の指針となる「四年ごとの国防戦略見直し(QDR)」を発表した。
QDRはアジア太平洋に戦略の重心を移すリバランスの継続を表明。中国の海洋進出を念頭に、
在日米海軍の強化を含めて米海軍艦船の六割相当を二〇二〇年までに太平洋地域に重点配備する
方針を打ち出した。陸軍を大幅に削減しながら、海空軍の戦力維持・強化に資源を割き、
抑止力の低下を防ぐ姿勢を示した。
QDRは米国防長官が米軍の兵力や装備に関し、四年ごとに行う国防計画の見直し。通算五回目、
オバマ政権では二回目。
一二年一月の新国防戦略に基づく重要文書として、オバマ政権の安保政策立案のガイドラインになる。
ヘーゲル国防長官は声明で「QDRは国防に関して進展中の歴史的移行の意味を明らかにするものだ」と強調した。
QDRは、地上軍を投入したイラク、アフガニスタンの「二つの戦争」を終結させるオバマ政権の公約を踏まえ、
陸軍兵力を第二次大戦後の最小規模にする一方、特殊部隊など機動性を重視した部隊を強化するとした。
ペルシャ湾岸での米軍の態勢保持、サイバー戦の能力強化も盛り込んだ。
中国については「接近阻止戦略やサイバー・宇宙空間の統制技術を使い米国の強みに対抗しようとし続ける」と警戒。
北朝鮮の核・ミサイル開発も「重大な脅威だ」とし、北東アジアで強固な米軍の態勢を維持すると表明した。
また、東南アジア・オセアニア地域での米軍のプレゼンスも高めるとした。
国防総省は同時に、一五会計年度(一四年十月~一五年九月)の国防予算案を発表。戦費を除く基本予算
(一般経費)は四千九百五十六億ドル(約五十兆七千億円)で、前年度(要求ベース)比約5・9%の大幅減となった。
在沖縄海兵隊のグアム移転費は前年度比三千五百万ドル減の五千百万ドルが盛り込まれた。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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