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★独研究者からコピペ?小保方論文「あり得ない表記」で新疑惑
2014年2月28日 掲載
「世紀の大発見」に新たな疑惑だ。理化学研究所研究ユニットリーダーの小保方晴子博士(30)らが
執筆した「STAP細胞」論文。「画像の誤掲載」や「不自然なデータ加工」といった指摘が相次いで
いたが、今度はナント、他の論文の一部を引用元を明らかにせずに“コピペ”していた疑いが浮上した。
疑惑が指摘されているのは、英科学誌ネイチャーに掲載された論文のうち、核型分析の方法をめぐる記述だ。
英文で約900字、10行ほどの論文が、ドイツの研究者J・Guoらが05年に国際的な科学誌に発表した
「マウス胎児性幹細胞のマルチカラー核型分析」の論文の一部の「丸写しではないか」と指摘されているのだ。
「他の論文を使った場合、引用元を記さなければならないのは常識です。そうでなければ『パクリ』に
なってしまう。奇妙なのは、小保方論文には『Kc1』と意味不明な記述が出てくること。ドイツの研究者の
論文に出てくる『Kcl』(塩化カリウム)という単語の小文字の『l』の文字が数字の『1』に誤認識
されたかのようにもみえるのです。実際に執筆していれば誤表記に気づくはずで、そのため『コピーしたの
ではないか』と疑う声が出ています」(科学ジャーナリスト)
論文には小保方さん以外にも複数の研究者が関わっている。実際に執筆したのが彼女ではない可能性はある
ものの、研究リーダーとしての責任はある。しかも、学術論文の「パクリ」については、01年にノーベル
化学賞を受賞した理研の野依良治理事長が昨年1月、海外の科学誌で見解を公表。〈参考にした文献を故意に
引用しない〉〈他の著者の論文から表現の一部を借りながら自分のものとして発表する〉行為などに対し、
〈許されることではない〉と厳しく指摘している。
>>2へ続く
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