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パチンコなどによるギャンブル依存症が社会問題化しているなか、
安倍政権の有力閣僚の一人、甘利明経済再生相(衆院神奈川13区)が、
2006年~12年の7年間にパーティー券購入という形でパチンコ業界から
1400万円を超す資金提供を受けていたことが1日、本紙の調べでわかりました。
甘利氏の資金管理団体「甘山会」の政治資金収支報告書によると、甘利氏は、「甘利明を囲む会」と銘打った政治資金集めパーティーを毎年、数回開いています。
06年、10年、11年の各1回、「囲む会」のパーティー券を各150万円、
計450万円分購入していたのは、パチンコ・パチスロメーカー大手の「SANKYO」です。
同社の毒島秀行会長も、06年、10年、11年に、計400万円分、さらに同会長の
資産管理会社「マーフコーポレーション」(同豊島区)も計450万円分のパーティー券を購入していました。
このほか、横浜市や神奈川県平塚市のパチンコ業者3社が計106万円分のパーティー券を購入しています。
06年~12年の7年間に、甘山会がパチンコ業界から受けた資金提供は計1406万円にのぼります。
マーフコーポレーションは、07年に保有していたパチンコ用プリペイドカード販売会社の株式を
マーフ社役員らに数万円で売却、その数カ月後に10億円もの高値で買い戻しましたが、
東京国税局から、差額は役員らへの利益供与に当たるなどとして、約10億円の所得隠しを指摘されたことがあります。
甘利氏は、当選10回。パチンコ業界とも関係の深い通産政務次官、衆院商工常任委員長、
自民党商工部会長、経済産業相などを歴任しています。
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