14/03/01 23:17:02.68 0
★緊迫するウクライナのクリミア―各地に現れた武装集団
ウクライナ本土から黒海に突き出したクリミア半島までは2本の高速道路が走っている。道路沿いには
旧ソ連時代の荒れ果てた建物が立ち並ぶ。ここ何年も、車は何の問題もなくこの2本の道路を走っていた。
クリミア地方は何世紀もの間、ロシアの上流階級が夏を過ごす避暑地だった。重要なロシア黒海艦隊の
基地が置かれている場所としても知られている。
しかし、2月28日、2本の高速道路を通行していた人たちは衝撃に見舞われた。カラシニコフ銃を持った
覆面姿の男たちがにわかに検問所を設置し、車両の確認を始めたからだ。冬の終わりの風にあおられて、
ロシアの国旗がはためいていた。
28日にクリミア地方を突如として武装集団が襲った。検問所の設置はその証拠の1つにすぎない。
クリミア地方の議会や空港、国営テレビネットワークに武装集団が姿を現したことについて、
ロシア政府は関与を否定している。
こうした事態はウクライナ西部に多い親欧州派が暴動の末、ヤヌコビッチ大統領を権力の座から追い出し、
政権に就いたことへの反発として起きた。
28日のクリミア地方はまるで分離独立戦争の危機にあるかのようだった。マークやナンバープレートを
つけていない軍用トラックがセバストポールからクリミア自治共和国の首都シンフェロポリの方向に
ごう音を立てながら走っていった。住民はトラックにロシアの兵士が乗っていたと話した。確認を
取ろうとしたところ、不機嫌そうな警告を受けた。
武装集団はクリミアにある2つの主要空港に入る幹線道路を封鎖して検問所を設置した。さらに先に行くと、
軍服を着た男たちが複数の大型トラックのそばに立っていた。記者団が男たちに近づくことは許されなかった。
>>2へ続く
URLリンク(jp.wsj.com)
ロシア国旗を付けた装甲車(ウクライナの Bakhchisarai近郊)
URLリンク(si.wsj.net)