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★破れない、アンネの志 本の寄贈、続々
2014年2月28日05時00分
ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の悲劇を象徴する「アンネの日記」や関連本が、東京や
横浜の図書館で300冊以上破られた事件で、卑劣な行動に対する批判が高まっている。
「事件に負けず、本や表現の自由を守ろう」という動きも広がり始めた。
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★アンネの日記破損「非常に驚いた」 駐日イスラエル大使
2014年2月28日05時09分
ルツ・カハノフ駐日イスラエル大使が27日、都内で朝日新聞記者の単独インタビューに応じた。
「アンネの日記」などの本が破損されたことについて「非常に驚きショックを受けている」としつつも、
「特定の個人や団体が起こしたことで、日本社会全体の態度や雰囲気を反映したものではないと信じている」と強調した。
カハノフ大使は「『アンネの日記』はナチスにより死を宣告された少女の個人的な物語。
人間的で心を打つ、特別な本だ。だから、私たちはその本が標的になったことに非常に驚いている」と述べた。
だが在日大使館には、一般市民らから1千通を超える励ましや同情、謝罪の電話やメール、手紙が届いているといい、
「心が温められた。犯人の意図とは逆の結果になったのではないか」と表情をゆるませた。
イスラエル大使館は同日午後、本が破られる被害を受けた杉並区にアンネ・フランクに関する書籍を寄贈。
カハノフ大使は「速やかに破られた本を取り換えることで、犯人に目的が達成できないというメッセージを
送ることができたと思う」。日本政府高官が行為を非難し、警視庁が捜査本部を立ち上げたことなどを感謝し
「捜査がこの事件の責任者を捜し出すと信じている」と期待した。(高橋友佳理)
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