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★大学生 4割が読書時間ゼロ 生活は半数以上が「楽」
大学生の40・5%が読書にあてる時間をゼロと答えたことが、全国大学生協連(東京)の
「学生生活実態調査」で26日、分かった。同項目の調査を始めた2004年以来、
4割を超えるのは初めてで、学生の本離れの実態を裏付ける結果となった。
調査は昨年秋に実施。全国30大学の学生8930人が回答した。1日の読書時間
(電子書籍を含む)は平均26・9分。「0時間」と答えたのは、文系学生で約34%、
理系で約44%だった。下宿生の1カ月あたりの書籍購入費は7年連続で減少、
過去最低の1820円となった。
また、下宿生の平均仕送り額は7年ぶりに増加し、7万2280円に。仕送りゼロの
学生は8・8%で、5年ぶりに1割を切った。暮らし向きについて「大変楽」
「楽な方」と答えた学生は53・6%で、3年連続で増加している。
同生協連全国学生委員会の木津谷甫副委員長は、読書時間ゼロが増えた背景について
「学生の間でスマートフォンが普及した。ゲームなどのアプリに比べて、読書の
優先順位が後退したためではないか」と分析した。
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