14/02/25 18:36:43.92 0
★「アンネの日記」関連本 被害80種類に
2月25日 17時04分
東京の公立図書館で、「アンネの日記」などのページが破られているのが相次いで見つかった事件で、
被害を受けた本は、アウシュビッツ強制収容所に関係するものなど少なくとも80種類に上ることが
分かりました。都内の各図書館は、これ以上の被害を防ぐための対応に追われています。
この事件は、東京の38の公立図書館で、「アンネの日記」など合わせて300冊以上の本のページが
破られているのが相次いで見つかったものです。
NHKが各図書館に取材したところ、被害を受けた本は、「アンネの日記」をはじめ、アウシュビッツ
強制収容所に収容された女の子について書かれた「ハンナのかばん」や第2次世界大戦中、多くの
ユダヤ人にビザを発行して命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記など、少なくとも80種類に
上ることが判りました。
いずれもユダヤ人が受けた迫害に触れたものばかりで、都内の各図書館は、これ以上の被害を防ぐ
ための対応に追われています。
このうち新宿区立中央図書館と併設されているこども図書館は、関係する本合わせて70冊を、
それぞれ、職員の目の届く棚に置き直しました。
新宿区立中央図書館の藤牧功太郎館長は、「長年にわたって読まれ続けてきた本が被害を受けるのは
とても悲しい。本はもともと利用者に分かりやすく分類して並べており、元の場所に戻せるよう早く
事件が解決してほしい」と話しています。
「市民の読書活動を阻害し遺憾」
東京都内などの公立図書館で「アンネの日記」や関連する本のページが破られているのが相次いで
見つかった事件について、全国の図書館や図書館員でつくる日本図書館協会は「図書館の蔵書は物理的
財産にとどまらず、人類共有の知的・文化的な財産だ。貴重な蔵書を破損させることは市民の読書活動を
阻害するもので極めて遺憾で、非常に残念に思う」というコメントを出しました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)