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>>870
初期化細胞
1962年ジョン・ガードンは、カエルの体細胞核移植により、クローン技術
の開発に成功したが、その後、ガードンは、もう少し発生が進んだオタマ
ジャクシ由来の細胞の核でも、同様のことができるか、大人のカエルの
細胞の核ならどうなるか、という実験を1980年代に行なった。そのように
して「核移植」を行えば「クローン個体」が得られるということがわかり、
これを哺乳類で行ったのが1996年にウィルムートによって作製された
クローン羊のドリーだった。これがのちのES細胞やiPS細胞の開発に
結びつくことになった。2006年京都大学の山中伸弥グループが、マウス
の線維芽細胞(皮膚細胞)からiPS細胞を作製することに成功し、結果が
発表された。ガードンはこの業績により2012年のノーベル生理学医学賞
を共同受賞した。