14/02/21 17:58:33.75 0
>>1より
64年に妥協が成立したが、同政権は民主党支持基盤の一大勢力である全米自動車労組(UAW)に配慮して
ライト・トラック関税だけはそのまま残し、現在に至る。つまり、ライト・トラック関税は極めて政治的な動機によって堅持されてきた。
米国議会では今秋の中間選挙を控えている。オバマ民主党政権がライト・トラック関税で譲歩するわけにいかない情勢は、
50年前よりももっと厳しい。現に、米民主党の上院院内総務は大統領にTPPなどの一括通商交渉権限を与える法案の審議に
応じようとしない。通商問題については、議会が一つ一つの項目について可否の権限を持っている。多岐にわたるTPPなどの
通商交渉の場合、議会が合意案を一括審議、承認するようにしないと、米政府は他国との交渉がはかどらなくなる。
米オバマ政権はTPPで日本の農産物関税除去などで攻勢をかけているように見えるが、自身も窮地に立っている。
日経のように米国に甘いメディアは、日本の農産物保護だけをやり玉に挙げ、「開国せよ」と書きたて、自国に不利な
世論誘導をしかけてきた。米国の聖域を厳しく見るのが公平というものだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)