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「あり得ないことが起き、感動で全身が震えた」。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の
小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)と共同で、新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」を作製した
山梨大の若山照彦教授(46)が実験成功の瞬間を語った。
--STAP細胞は世界的なニュースとなった
「世紀の大発見だと思っていたが、これほどの反響とは思っていなかったので驚いた。
大きく扱われたことで多くの人の目に触れ、科学を身近に感じてもらえたのでは」
--共同研究の経緯は
「小保方さんは米ハーバード大に留学中の平成20年にSTAP細胞の研究に着手した。
22年7月、作った細胞の万能性を判定してほしいと、当時は理研発生・再生科学総合研究センターにいた私を訪ねてきた」
--ハーバード大では判定できなかったのか
「万能細胞の作製には、体の細胞を、あらゆる細胞になれる受精卵のような状態に戻す初期化が必要。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)は遺伝子操作で初期化を行うが、小保方さんは外的な刺激で実現しようとしていた。
これは当時の常識に反しており、誰も信用せず引き受けなかった。わらをもつかむ思いで私に直談判してきた」
--引き受けた理由は
「できるはずがないと思ったが、無理だと思うことを実現して常識を超えたい気持ちがなければ、新しい偉大な成果は絶対に生まれない。
成功すればハーバード大に勝つことにもなると思った」
--研究の役割分担は
「小保方さんは、毒素を与えたり栄養を不足させたり、さまざまな刺激でSTAP細胞を作った。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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