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日本はどこで間違ったのか考えたほうがいい。日本がここまで戦後、復興して先進国まで
なったのは、高度成長経済の時期を経験したからである。注目したいのは、間違った、その時期。
一般社員と経営者である社長との給料の差は1：3とかって言われ、世界一、日本は平等な国と
賞賛され、会社員は一生懸命希望を持って働いた。それが高度成長経済に繋がった。
ところが、日産が経営危機になり、仏のカルロス・ゴーンが就任すると億単位の年俸が
社長になると受取れるということが解り、日本の経営者はびっくりした。
すると、すぐに経営者の報酬は上がり始め、1：70にはすぐ達成し、現在、1：250と言わ
れている。会社を経営すると解ることだが、こんな報酬を取ると、どこかにしわ寄せが来る。
世の中そんなに儲かる仕事は実はない、利益率がいいということはどっかでいかがわしい
ことをやっている。端的なのが非正規雇用である。社員にもせずに奴隷的に働かせ、
いらなくなればすぐに首を切れるように経済界は要求した。結果、非正規雇用は
圧倒的に増えて、現在の大学の就職戦線にも影響を与えた。今、大学の就活は
普通に、大学2年から始まっている。これはおかしいだろう、昔の大学の教養時代に
既に就活は始まり、専門知識など何も持っていないのに。企業の面接を受ける。
受かれば、正社員、落ちれば非正規雇用となっていく。