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小林よしのり コラム
●安倍晋三は独裁者の素質あり
安倍晋三って、やっぱり「憲法」の意味がわかってないようだ。
野党が徹底的に弱体化し、国民も従順になり、マスコミも大本営発表の機関紙に成り下がって、
小泉純一郎まで退けたから、恐いものなしになってしまった。まさに独裁政権だ。
そこで衆院予算委員会での集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を巡り、
安倍首相は「(政府の)最高責任者は私だ。
政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と発言した。
これに対して自民党内からも反論が出てくると、
ネット右翼どもが反論者に対して、口を極めて罵っているという。
馬鹿な首相の独裁欲を賛美する、馬鹿な禿(かむろ)か紅衛兵、
今の日本は保守になったのではなく、完全に右傾化している。
安倍首相の発言は、「選挙で勝った者が憲法解釈を変える」という発言であり、
将来、民主党が政権奪還したら、また解釈を変えていいということになる。
そんなデタラメな理屈を首相が言っていること自体が異様だが、
そもそも安倍自身が「立憲主義」を否定する立場なのだから、どうしようもない。
続く