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近づく、テレビの終焉【西村幸祐】
WiLL 2月10日(月)15時2分配信
テレビ放送の劣化が止まらない。元旦のテレビ朝日は、恒例の「朝まで生テレビ」を放送した。
かつて討論番組の王道のように言われて人気もあったのは、パネラーたちが様々な立場から登場して議論百出、
百家争鳴の見せ場を司会の田原総一朗氏が劇場的に作り上げていたからだった。
ところが、ここ何年は見ることもなくなった。同じ顔ぶれのパネラーが面白くないからだ。
特に今回はテーマが安倍首相の靖国参拝だったにもかかわらず、十人以上のゲストのうち明確な賛成派は
山際澄夫氏ただ一人。これでは、他の地上波の偏向番組と変わらない。少なくとも賛成派が半分いれば、
かなり実のある議論ができたのではないだろうか。番組途中で、山際氏が議論の偏向ぶりを訴えて国民の声を
聞くべきだと言うと、さすがに司会の田原氏が視聴者の電話とファックスによるアンケートをとることを決めた。
その結果は、七一%が安倍首相の靖国参拝に賛成だった。山際氏がこの結果を受けて、「これはこれでフェアな
数字だと思いますよ。よくやっていただきました」とコメントすると、出演者の古市憲寿という人物が
「まあ、統計的にはあまり意味のない数字ですけどね。この番組を見てる人がどう思ってるかってことですね」と応じた。
この人物、学者らしいのだが、とても学者らしからぬ感情的な低レベルな反応だ。この発言が、この番組の最近の凋落を物語っている。
◆米国の「失望」に大喜びするテレビ朝日とTBS
そもそも安倍首相の昨年末の靖国参拝について、各メディアは米国の「失望」に大騒ぎし、まるで支那や南北朝鮮の
放送局のような一方的な報道を繰り広げた。普段、反米的なスタンスを売り物にしているテレビ朝日、TBSが米国の
「失望」に大喜びで、「アメリカ様に怒られた」とばかり得意になっていたのは滑稽で、哀れだった。
ヘリコプターまで飛ばして中継する必要などどこにもない。
>>2へ続く
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
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