14/02/11 13:57:34.66 0
>>2のつづき
DNA分析も行われました。
骨の細胞の中にあるミトコンドリアのDNAを分析して塩基配列を調べ、
その違いから「ハプログループ」と呼ばれるタイプ分けを行いました。
今回、ハプログループが判定できたのは13体で、最も多かったタイプは、
北海道の縄文時代人などに見られる「北方系」でした。
ところが次に多かったのは、東南アジアや中国南部に多く見られる「南方系」。
縄文時代早期の北陸では、「北方系」と「南方系」が混在していたのです。
一方、渡来系の弥生人や現代の日本人に多く見られるタイプは、
今回は出なかったということです。
人類研究部の溝口優司部長は、
「小竹貝塚の人骨は、日本人の形成過程を明らかにするうえで、縄文前期の基準となる」と高く評価。
「この人たちがどこから来たのか、ひいては日本人はどこから来たのか、
後世との関係はどうなのか、探っていきたい」と話しています。
(つづく)