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茨城県・霞ヶ浦で外来生物「カワヒバリガイ」が増加しており、2018年までに湖岸全域に広がる見通しであると、
独立行政法人農業環境技術研究所(つくば市)が発表した。
利水施設の配管を詰まらせる可能性があり、調査結果は対策を考える手がかりになる。
カワヒバリガイは中国や朝鮮半島原産の二枚貝で、関東地方では2005年に生息が確認された。
配管を詰まらせたり悪臭を放ったりすることから、国の特定外来生物に指定されている。
同研究所と東邦大学は、霞ヶ浦のカワヒバリガイの調査を実施。
湖岸を1キロ・メートルごとに区切った上で、それぞれ分布状況を調べた。06年時には湖岸の45・6%に生息したが、
12年には83・2%まで広がっていた。平均採集数も3・8倍に増えていた。
これらのデータから将来の生息状況を計算したところ、遅くとも18年には湖岸全体に広がるとの結果が得られたという。
研究チームは「カワヒバリガイの侵入、増加に備えた対策が求められる」としている。農林水産省はウェブサイトで被害対策マニュアルを公開している。
(2014年2月11日11時55分 読売新聞)
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