14/02/13 06:17:35.04 egF9KIv+P
>>727
白馬事件は下っ端の犯罪じゃない。
スマランの件での責任者の一人は、南方軍幹部候補生隊隊長 野崎清次少将で、
事件が陸軍省の小田島大佐に知られて、慰安所が閉鎖したのちも、
「強制連行」を担当将校・警察・慰安所経営者に命じたこの野崎少将は、
1944年に旅団長、1945年3月に中将、4月に第一五二師団長に出世している。
これは、白馬事件が軍中央に知られていながら、責任者が処罰されるどころか出世しており、
強制連行が処罰すべき「犯罪」であることを知りながら、軍中央が見逃している、
という大変重要な記録だ。
軍中央にまで知られていながら、処罰されないのなら、一体どんな事例で処罰されるというんだ。
強制連行は従軍慰安婦の罪行の一つであって、必要条件じゃないが、
強制連行をしても、軍は取り締まらないのだから、横行するのは当然だろう。
証言があるのに、「軍の命令書」（あるわけない）や軍や政府の公文書での裏付けがないのは、そのせいである。
また、オランダが戦犯裁判で挙げた事例は、スマラン事件だけではなく、
1944年マゲランの軍慰安所徴集の際の「強制連行」や
1944年4月のスマランからスラバヤへの「強制連行」など、数多く列挙されている。
ちなみに、オランダ戦犯裁判で挙げられたケースの中で、
日本軍が犯人に厳しい懲戒処分を科した場合もあった。
1994年「日本占領下蘭領東印度におけるオランダ人女性に対する
強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告」吉見義明著書から孫引き