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★円安でも輸出低迷の誤算、「空洞化」鮮明 13年の経常黒字最少
2014/2/10 10:42
2013年の経常黒字が3年連続で縮小し、過去最少となった背景には、日本の産業構造が変化し、
円安でも貿易赤字に歯止めがかからなくなってきたことがある。市場は10年代中に日本が
経常赤字に転落し、財政赤字と「双子の赤字」を抱えるリスクを警戒し始めている。
企業の競争力を底上げする成長戦略や財政再建への取り組みが待ったなしだ。
13年の経常黒字は過去最少だった12年からさらに3割以上も減った。最大の誤算は円安が
輸出を押し上げる効果の読み違いだ。
円安による輸入価格の上昇で貿易赤字は拡大するものの、時間がたてば輸出競争力の回復で
徐々に輸出数量が増えて貿易赤字が縮む―。市場や政府は過去の経験則から当初こんな
「Jカーブ効果」で貿易収支が徐々に改善すると見ていた。
実際には、原油など燃料の輸入代金の円換算額がかさみ、輸入額は過去最大に膨張。
一方、日本企業の現地生産が進んだことや、中国など新興国の製品との競争が激しくなり、
輸出数量は伸び悩んだ。「円安が進めば進むほど、むしろ貿易赤字が膨らむ」(SMBC
日興証券の牧野潤一チーフエコノミスト)産業構造に変容しつつある。(以下略)
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