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★「クラシックの死」を招かないために~指揮者・大野和士氏の警告
江川 紹子 ジャーナリスト 2014年2月9日 19時40分
「現代のベートーベン」とまでもてはやされていた自称作曲家の佐村河内守氏の楽曲は、音楽家の新垣隆氏が
18年にわたって書いていたことについて拙文をアップした翌日、私は次のようなメールを受け取った。
指揮者の大野和士氏からだった。
〈情報を、まことしやかなものするために、お墨つきを与えた、音楽関係者の罪は、重いと思います。
クラシックのメガヒットと言われているそうですが、クラシックは、何百年も前から、時を超え、国を超え、
人々に広がったからこそ、古典と呼ばれるているのだと思います。じわり、じわりと、歴史の中に浸透して
いるからこそ、人々が自らの存在の意義を振り返る礎として、愛され続けてきたのだと思います。
何万枚の売り上げといった今日的な文句も、その歴史を前にすると、あまりにも表層的なものに思えます。
いにしえの人々の魂にじっと耳を傾けながら、今に生き、未来を展望するのが、音楽家の役目だとすると、
今回の出来事は、その根元に水がいかなくなったような状態といえばいいのでしょうか。自ら招いた
クラシックの死ですね。〉
大野氏は、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者を務め、来年からはバルセロナ交響楽団の音楽監督に就任
するなど、ヨーロッパで活躍する日本を代表する指揮者。帰国するのは年に数回だが、日本に関するニュースは
常にチェックしている。日本の音楽界を揺るがす、今回の出来事についても、新垣氏の記者会見の内容も詳細に
把握していた。メールのやりとりをした後、バルセロナの演奏会からブリュッセルの自宅に戻った大野氏に
電話でインタビューを行った。
>>2へ続く
URLリンク(bylines.news.yahoo.co.jp)
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