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どうにも腹に据えかねるのが、河野談話だ。これあるために世界中から日本は「性奴隷」の国と貶められ、
日本人は石をぶつけられ、唾を吐きかけられたりする。被害はカナダからも聞こえてくる。
産経新聞のスクープ(昨年十月十六日)で、河野談話の基礎となった「従軍慰安婦の報告書」が、
いかにデタラメなものであったかが明らかになった。さらに産経は本年元日のトップで、河野談話が「日韓の合作」だったことを暴露した。
つまり、右の報告書をもとに作られた河野談話の原案を、こともあろうに「これでよろしいでしょうか?」と韓国側に示し、
挙げ句は向こうの言うがままに添削を受けて発表した。
たとえば原案には「慰安婦の募集については、軍の意向を受けて業者がこれに当たった」とあるのを、韓国側の要求で
「意向」を「指示」、さらには「要請」に改め、「心からお詫びする」には「反省の気持ち」を付け加える……といった具合だ。
さらに産経は一月八日付で、談話の基礎となった「報告書」の作成そのものにも韓国が介入し、その修正要求を大幅に受け入れたことを暴露した。
つまりは事実確認もヘッタクレもない。「報告書」も河野談話も、向こうの要求どおりの作文だった。
なんのことはない、日本国の内閣官房長官が韓国の拡声器に使われていた。拡声器が発したメッセージの核心は「軍による強制性を認めた」ことにある。
「強制性を認めてくれ。そうすれば韓国女性の名誉が回復される」というのが韓国側の要求で、この要求を飲めば事が収まると、阿呆な河野洋平らは考えた。
韓国はこの談話を鬼の首でも取ったように世界に喧伝し始める。この談話が英語に訳された場合、日本兵が街角で女性を拉致したとか、
家から引きずり出したといったイメージとして世界は受け取る。ために石を投げられ、唾を吐かれる事態となる。
実態は、創氏改名で「日本人」を名乗る韓国人の女衒らが、親の借金のカタに娘らを駆り集め、軍の後を追いかけて慰安所を設けたにすぎない、にもかかわらずだ。
当時の官房副長官・石原信雄によれば、「事実関係の判断というより、政治的な判断が先に立った」という。
ならば「政治的な責任」が生じるのは当然だ。
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