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原発作業者の中でも鼻血の情報は聞いたことがない」
雁屋氏がどのくらいの放射線量を浴びたのか、記事の中で数値は公表されていない。倦怠感の悩みについても、前出の野口氏はこう説明する。
「倦怠感は放射能ではなく、ストレスが原因。一瞬にして震災で家族や知人を亡くした人や、
想像を絶する町の様子に無気力になる人がいても不思議ではない」
インタビューで雁屋氏は、福島の「食」についても触れ、そこでは、被災地の感情を逆なでするような発言も飛び出していた。
〈『福島の食べ物を食べて応援しよう』というキャンペーンもありますが、これもどうかと思います。
仮に市場に出回る食品自体は大丈夫だとしても、土の汚染はすごいですから。
農作業中は、土が肌に触れたり、気管から吸い込んでしまったりします。そういう意味では農作業に携わる人の被曝量はものすごいものになります。(中略)
僕は福島で一番問題なのは漁業だと思いますね。これから先、何十年経っても漁業復活は無理なのではないかと思います〉
このグルメマンガ作者の“重みのある意見”に、福島の漁師たちは怒り心頭だという。福島県水産課の担当者も憤りを隠さない。
「原発事故によって海が汚染されましたが、時間の経過とともに海水とか海底の土壌とか、魚介類も含めて
食品衛生基準の100ベクレルをかなり下回っています。一昨年の6月下旬から福島県の漁業再開のため、
試験操業も始まり、厳しい日本の検査体制の基準をクリアした安全なものを出荷しています。
(雁屋氏は)要するに福島でどのように検査して出荷しているのか、理解せずに発言しているように思われます。
県のホームページでは、毎週1回モニタリングして業種ごとに公開しています。農林水産物全て検査した内容を表示しているので、確認してほしいです」
福島県在住の40代の女性は被災地の置かれた現状をこう明かす。
「今年の正月に、韓国旅行に行った時、現地で出会った外国人に出身地を聞かれ『福島』だと答えると、露骨にイヤな顔をされた。
風評被害の苦しみは、震災以降、ほとんど変わってないのです」