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引き抜くと悲鳴を上げ、それを聞いた人は死に至るという伝説の植物
「マンドラゴラオフィシナルム」(マンドレイク)が、
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば市天久保)で開花した。
実験植物園で開花するのは初めてで、開花は国内では珍しいという。
マンドレイクはナス科の多年草。古くは薬用として用いられており、
根には幻覚や幻聴などを伴い、死に至ることもある強い毒を持つ。
中世ヨーロッパを中心に伝説が広まり、映画「ハリーポッター」などにも登場した。
実験植物園のマンドレイクは約10個のつぼみを付け、
1月下旬から咲き始めた。小指の先よりも小さな花は、7日ごろまで見られるという。
同園温室担当の小林弘美さんは「毒草といわれているが毒々しいイメージはなく、
かわいらしい」と話していた。
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