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★外国人宿泊客が大幅増 ９割がアジア人 白浜温泉
白浜温泉（和歌山県白浜町）で２０１３年中、外国人宿泊客が大幅に増加した。白浜温泉旅館協同組合に
加盟する22宿泊施設の外国人宿泊客は２万７８９２人で、12年（１万４６０８人）の約２倍。香港からの
宿泊客が５割強、アジア全体では９割近くを占めた。官民による誘致活動の効果とみられる。
組合によると、13年中の外国人宿泊客はアジアからが２万４３６１人（12年１万２０２２人）で、全体の
87％を占めた。内訳は香港が１万５０９７人と最も多く、台湾２５１６人、韓国１１３１人、中国９７９人、
フィリピン３０３人、その他４３３５人。
一方で米州（アメリカ、カナダ、ブラジルなど）２７８人、欧州（フランス、イギリスなど）が３５７人だった。
町内のあるホテルは「昨年は香港の人が多かったと感じる。最近になってシンガポールや韓国の人も増えてきている」と話す。
町内のホテルや観光施設などでつくる白浜温泉国際・観光交流協議会は12年６月、台湾の礁渓（しょうけい）温泉と
温泉姉妹提携をするなど、海外からの観光客誘致に力を入れている。協議会の中田力会長は「昨年は各施設の長年に
わたる東アジアへの営業活動が花開いた年だった。しかし外国人ばかりでは駄目なので、ことしは外国人の宿泊者を
維持しながら、日本人観光客の増加にも取り組みたい」と話している。
宿泊施設だけでなく、町内の観光施設も外国人客でにぎわった。町営の公衆浴場「崎の湯」の従業員は「香港や
台湾の人が平日に訪れることが多い」と話す。一方で、一緒に入浴した日本人客から外国人の入浴マナーの悪さを
指摘されることもあるといい、今後は入浴マナーも指導していきたいという。（以下略）
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