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「ソニー」は、「VAIO」ブランドで展開するパソコン事業について、中国のIT大手「レノボ・グループ」と、
海外事業を手がける新たな合弁会社を設立する方向で交渉に入るなど、事業の抜本的な見直しを
検討していることが明らかになりました。
「ソニー」は主力のエレクトロニクス事業が2年連続で赤字となるなど不振に陥っていて、中でも
「VAIO」ブランドで展開しているパソコン事業の立て直しが課題になっています。
関係者によりますと、このパソコン事業についてソニーは、中国のIT大手「レノボ・グループ」と
海外事業を手がける新たな合弁会社を設立する方向で交渉に入ったことが明らかになりました。
ソニーとしては、パソコン出荷台数で世界トップのレノボの部品調達力を生かし、生産コストを
下げることなどで国際競争力を強化するねらいがあるものとみられ、早期に協議をまとめたい考えです。
一方、国内事業については投資ファンドからの出資を受けて新会社を設立することなどを検討していると
いうことで、国内、海外ともに「VAIO」ブランドは維持する方針です。
ここ数年、パソコンは、普及が進むスマートフォンやタブレット端末におされる形で、世界全体の出荷台数が
おととし以降、減少しています。
国内メーカーのパソコン事業を巡っては、NECがレノボと事業を合弁化していて、ソニーは今回の抜本的な
見直しでエレクトロニクス事業全体の立て直しを進める考えです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)