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★日本は韓国を「侵略」していない
さっきちょっとメモのつもりで書いた記事が「そうだったのか!」と意外な反響を呼んでいるので、
基本的な歴史のおさらいをしておこう。これは右とか左とか関係ない事実である。
「中韓」とか「侵略戦争」というように第二次大戦を一くくりにするのが間違いのもとで、当時の中国は
日本の敵国だったが、朝鮮は日本の領土だった。若い世代にはこれが感覚的にわかりにくい(戦中生まれの
籾井氏も知らない)と思うが、自国を侵略することはできない。だから第二次大戦で、日本は韓国を侵略
していないのだ。
ではなぜ韓国(大韓帝国)は日本の領土になったのか。これを1910年の日韓併合で語るのは間違いで、
そのときすでに大韓帝国は日本の保護国になっていたので、実質的な違いはない。いいかえると日韓併合が
なくても韓国は日本の支配下にあり、日本でも伊藤博文は当初は併合に反対していた(コストがかかるから)。
では第2次日韓協約で韓国が保護国になった1905年はどうか。このとき韓国統監府ができ、これが朝鮮半島の
(大韓帝国を超える)最高意思決定機関となったが、これは日露戦争の結果、ポーツマス条約で日本の支配権が
追認されたもので、侵略とはいえない。日露戦争では、朝鮮半島は戦場にならなかった。すでに日本の実効
支配が確立していたからだ。
では1895年の下関条約はどうか。これは日清戦争で日本と李氏朝鮮の連合軍が東学党の乱を鎮圧して独立を
守った結果で、少なくとも李氏朝鮮にとっては日本は友軍であり、侵略とはいえない。李氏朝鮮を属国の
ままにしておきたかった中国(清)にとっては既得権の侵害だったかもしれないが、これはどっちの属国に
なるかの問題で、侵略とはいえない。
>>2-3へ続く
池田信夫 2014年01月28日 00:19
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