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★鳥取大、癌は容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることを発見
癌は、容易に正常細胞や良性細胞へ変換できる
単一のマイクロRNAの導入により
~抗癌治療や再生医療としての応用に期待~
【概要】
鳥取大学の研究グループ(代表:鳥取大学医学部病態解析医学講座薬物治療学分野 三浦典正 准教授)は、
自身がクローニングしたRNA遺伝子の機能解析に従事している際、この遺伝子に関連して発現変動する
単一のマイクロRNAを悪性度の高い未分化癌に導入すると、容易に悪性度を喪失させることができ、
正常幹細胞へ形質転換できることを、世界で初めて発見しました。同研究グループは、2012年に、
肝癌において未分化型や高分化型細胞株を用いて、in vivo(免疫不全マウスを用いた動物実験)において、
いずれも悪性形質を失わせ、成熟型奇形腫、正常肝組織、腫瘍非形成の3種のパターンに誘導できる
ことに成功しています。また他の未分化型癌においても可能であり、本分子が有用であることが明らか
になりました。このたった1つのRNA分子からなる製剤開発により、癌に対する有効な医薬品に応用
できるものと期待されます。
本成果は、国際的科学誌である「Scientific Reports 誌」のオンライン版で平成26年1月24日に
公開されました。なお、本研究は、文部科学省科学研究費(挑戦的萌芽研究)、独立行政法人
科学技術振興機構(JST)A-STEP【FSステージ】シーズ顕在化、武田科学振興財団研究、
高松宮妃癌研究基金の助成研究として行われました。(以下略)
URLリンク(release.nikkei.co.jp)