14/01/26 20:08:21.94 2/f0YFtj0
『 対象となったのは、中部電力と大阪ガスが参画する米フリーポート社による液化天然ガス(LNG)
の輸出事業計画。米国本土から、自由貿易協定(FTA)を結んでいない国に向けたLNGの輸出が
認められるのは2例目で、シェールガス由来のLNGが日本向けに輸出されるのは初めて。
原子力発電所の稼働停止が続き、火力発電用のエネルギー調達コストの上昇が大きな重荷になっている
日本経済にとって朗報となりそうだ。』
つまり、•アメリカ側から見れば、濃縮ウランのかわりにシェールガス買えよ
ということなわけです。
•ロシアから天然ガスを買うんじゃねえぞこら!って言われてるかもですね。
まあ、どちらにせよ、原発にしろ天然ガス火力発電にしろ、カネはアメリカに流れると確定したわけです。
『 安倍首相が2月の訪米時に、オバマ米大統領にLNGの輸出認可を要請するなど、日本が官民を挙げて働きかけてきたことが実を結んだ。
同社の事業計画によると、米南部テキサス州ヒューストン近郊の基地からシェールガスを含むLNGの輸出を2017年に始める。
エネルギー省は、1日当たり14億立方フィート(約396億リットル)を上限に、20年間にわたる輸出を認めた。』
つまり、•20年間、アメリカから天然ガスを買わされるということですね。まあ、全量ではないですけれども。
アメリカは、ほとんど独占的に安い天然ガスを産出してるので、
•安く輸出して、天然ガスの価格ダンピングを行ない、他国をぶっ潰したいと思ってるはずです。
田中角栄は、30年間アメリカから濃縮ウランを買うことを決めました。
フランスから買うという選択肢もあったけど、アメリカから買わされたのですね。
今回の決断は吉と出るか凶と出るか。
もちろん、エネルギー安全保障の裏には、日米安保の影響が強くあります。
いつもこういう図式です。
•アメリカ:軍事的安全保障
•日本:エネルギー安全保障
日本は、エネルギーアニマルでありエコノミックアニマルなのです。