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【朝鮮日報コラム】不正まみれの韓国スポーツ界 2014/01/26
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昨年8月から全国2099の体育団体に対する大規模な特別監査が実施された。
これは朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の強い意思の表れ、というのがもっぱら
の見方だ。朴大統領は二つの事件に怒りをあらわにしたという。一つは昨年5月に
仁川でテコンドー道場を30年近く運営してきた40代の館長が自殺した事件だ。
同館長は「テコンドーの選手である高校生の息子が不可解な判定で試合に負け
夢が閉ざされた」とやりきれない思いを遺書につづった。ソウルで開かれた
大会の決勝戦で、同館長の息子は5対1で勝っていたものの、審判が残りの50秒間で
警告を実に7回も宣告し、結局警告が原因で敗退してしまったのだ。
同試合を見守っていた人々は「考えられない判定」と口々にうわさした。
続いて乗馬に関する不可解な判定まで耳にした大統領が「体育界のゆがんだ
慣行を正常化しなければならない」と国務会議で強く指摘したのが、5カ月に
わたる体育界での監査につながった。
文化体育観光部が15日に発表した特別監査結果報告を見ると、まるで「不正・
違法の百科事典」を見ているようだった。封建時代にタイムスリップしたかの
ような親戚・姻戚絡みの不正(大韓空手道連盟)に始まり、金融危機でビルの
価格が値下がりしているにもかかわらず162億ウォン(約15億8000万円)の
ビルを急いで買い付け、金銭取引についての疑いが持たれた団体(大韓バレー
ボール協会)まであった。会長が協会の公金で個人所有の車のガソリン代を
支払い、個人の訴訟費用を協会の予算から流用するケースなどは茶飯事だった。
地方のあるスポーツ団体を親戚・姻戚と側近で固めて組織を私有化することで
長期にわたって権力を確保、各種の違法・不正行為を犯すスポーツ土豪も
数十人が摘発された。大統領を怒らせたテコンドーと乗馬の判定に関わった
張本人たちは、すでに罰金刑や懲戒処分が下されたものの、こうしたスポーツ
土豪たちの傘の下、いまだにポストを維持している。不正は全部で337件に上り、
10団体と19人の体育界関係者が捜査線上に上ってきた。