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クジラ肉、イスラム教徒にも…捕鯨船が認証取得
日本の調査捕鯨船「日新丸」(8145トン)が、船内で行うクジラ肉の加工処理について、
イスラム教の戒律に沿った食べ物であることを証明する「ハラール認証」を取得した。
調査捕鯨は、国の補助金と前年度に捕獲されたクジラの販売利益で運営されており、
国内消費のすそ野をイスラム教徒にも広げる狙いがあるという。
ハラールは、アラビア語で「許されたもの」を意味する。
認証を得るには「豚肉やアルコールを含まない」など細かい規定を満たす必要があり、
イスラム神学者らでつくる認証機関が、食品の成分や製造工程を審査している。
日新丸を所有する共同船舶(東京都)によると、同船が広島県尾道市に係留中の昨年11月13日、
認証機関が船内で加工処理の過程を確認。
手の消毒で使っていたアルコールがイスラム法上認められないと指摘を受け、
次亜塩素酸ナトリウムに変更し、同24日に認証された。
(2014年1月22日16時02分 読売新聞)
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