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★安倍総理のお膝元、山口で進む「安倍道路」建設のムダ
週刊SPA! 1月21日(火)9時21分配信
「アベノミクス」効果で、景気が上向いているという。しかし一部の人にしかその実感はなく、
消費税が上がり、社会福祉も削られるなど、厳しくなる一方だ。それもそのはず、インフラの老朽化対策や
耐震性強化などの喫緊の課題ならばともかく、到底そうは思えない事業にまで国民の税金がこんなにムダに
遣われているのだ。
そんな「ムダ事業」の最たるものが、「安倍道路」を筆頭にした安倍首相のお膝元における数々の公共事業。
安倍晋三首相の地元で工事中の「下関北バイパス」の予定地に立つと、国際港湾になるはずだった人工島
「長州出島」方面から巨大な橋梁群が立ち並んでいた。本州と人工島を繋ぐ6.8kmの道路建設費は720億円にも及ぶ。
人工島計画は、首相の父・安倍晋太郎氏の代から推進されてきた、まさに“安倍アイランド”。
「大型船入港が可能な国際港」を旗印に、安倍首相直系の江島潔下関市長時代(’95~’09年)に工事が進み、
755億円が投入された。しかし、船舶の入港はたった59隻。期待していた外資のコンテナ船はゼロ。
利用がほとんどない状態だというのに、巨大アクセス道路が整備されることになった。下関北バイパスもその一つ。
市内の渋滞緩和も建設目的になっていたが、下関市の人口は約32万人から約27万人に減少傾向。
高齢者増加も重なり渋滞は解消されつつある。
お膝元のムダ遣いはほかにもある。
安倍家の故郷・長門市を通る“安倍道路”、山陰自動車道(山口県下関市~鳥取市)の全線開通だ。
未開通区間(100km)の推定事業費は4500億円にも及ぶが、沿線の3市1町の人口は36万人しかいない。
東西を結ぶ高速道路としては、山口県内にはすでに山陽自動車道、中国自動車道があり、山陰自動車道は3本目となる。
渋滞もなく過疎地と過疎地を結ぶ道路のため、建設が見送られてきたのだ。それが安倍政権になって急に進み始めたのである。
>>2へ続く
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