14/01/21 14:35:40.76 0
>>1より
アベノミクスを前面に「3本の矢」でデフレ脱却を図ってきた安倍首相の国際的評価は高かった。
第1次政権の「復古イデオロギー丸出しの首相」から「現実主義首相」への変身を好感したのに裏切られた、という記事もあった。
安倍首相は本当に「イデオロギー首相」に戻ったのだろうか?
そうではなく、安倍首相の心には、口には出しにくいが「オバマ米国への不信感」があったのではないか。
政権発足直後から訪米を打診したが、結局、翌年2月に延ばされたうえ、共同記者会見もない軽い扱いを受けた。
オバマ大統領がシリア攻撃で孤立したときには、予定していなかった首脳会談で攻撃賛成を強要する勝手な振る舞い。
それに何と言っても、中国の東シナ海への防空識別圏設定で、米政府が民間航空機に中国政府への届け出を認めて、
日米の足並みを乱したことへの怒りが強かったのではないか、という気がしてならない。
オバマ大統領は同盟国である日本を大切にするのか、それとも中国をより大切にするのか、という思いではないか。
■長田達治(おさだ・たつじ) 1950年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。毎日新聞社入社、政治部副部長、
ソウル支局長、学生新聞編集部長、紙面審査委員会委員などを経て、ジャーナリスト、月刊誌編集・発行人、
一般社団法人専務理事。著書に「細川政権263日」(行研)、「橋本龍太郎全人像」(共著、同)など。