14/01/21 14:35:00.10 0 BE:352027272-2BP(1001)
国際非政府組織(NGO)オックスファムは二十日、世界で貧富の差が拡大し、最富裕層八
十五人の資産総額が下層の三十五億人分(世界人口の半分)に相当するほど悪化したとの
報告書を発表、二十二日からの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)を前に、累進課
税などの対策に取り組むよう政財界の指導者らに呼び掛けた。
報告書は、人口の1%を占める最富裕層が世界の富の半分を握っていると分析。データを
得た二十六カ国のうち日本を含む二十四カ国で、全国民の収入に占める上位1%の最富裕
層の割合が約三十年前に比べて増加したと指摘した。
リーマン・ショックに見舞われた米国では、下層の90%は経済的に苦しくなったが、上位1
%の最富裕層は危機後の二〇〇九~一二年の成長による利益の95%をかき集めたという。
オックスファムは格差を是正するため、累進課税のほか、租税回避の中止や、従業員の生
活賃金の確保、持続可能で公平な成長に向けた市場の規制強化などを訴えた。
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