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◇デスク日記
正月休みで実家に帰り、馬刺しと焼酎を楽しんでいると、父が「ところで、首相が靖国神社に参拝して何が悪かつや」と
ずばり聞いてきた。やや動揺しながら説明した。
まず、同神社には極東国際軍事裁判(東京裁判)で有罪となったA級戦犯が1978年に合祀(ごうし)されたこと。
赤紙一枚で戦地に散った兵士と、国策を誤った指導者を分けて参拝することはできない。合祀が明らかになって以降、
天皇陛下も参拝していない。境内には太平洋戦争を「正当化している」との批判も多い戦史博物館「遊就館」もある。
次に、中国、韓国のみならず、米国が「失望」を表明したこと。中韓に日本たたきの口実を与え、米国には
「実利的な判断ができない指導者」と思われ、外交上著しく「国益」を損ねた…。
「なるほど納得した。今言うたごつ分かりやすく書かんと、田舎のおやじには分からんぞ」。偉そうに説明した後、
父のひと言に反省した。 (宮崎昌治)
=2014/01/18付 西日本新聞朝刊=
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